小城のまつり・行事
彼岸花まつり
日本の山里の原風景ともいうべき、美しい景観を誇る江里山地区。「日本の棚田百選」(平成11年・農林水産省認定)にも選ばれたみごとな棚田が、深紅の彼岸花で彩られる九月下旬頃に行われるのが、恒例の「彼岸花まつり」です。
江里山の棚田と彼岸花の美しさは県内外に広く知られており、祭の時期には多くの人たちが訪れ、ひとときの散策を楽しみます。

この地区にある法撰寺。日蓮宗の寺だが、一般的には「江里山観音」と呼ばれ、安産祈願で知られている。



美しい花を咲かせる彼岸花も、根にはアルカロイド系の毒を持つ。土手などによく植えられるのは、モグラ除けのためという説も…。

「彼岸花まつり」の期間中は、特設会場で地元の特産品「江里山こんにゃく」や「棚田米」などの販売が行われるほか、ユニークさを競う「かかしフェスティバル」も開催されます。
江里山地区は天山山系の中腹につくられた集落で、棚田の数は約600枚。近年では、地元が主体となって「棚田と彼岸花の里づくり」を提唱し、若者が定着する住み良い村づくりに力を入れています。

秋空によく似合う彼岸花の赤い色。この花の別名「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」も、梵語で「天上界の赤い花」の意味だといいます。
“彼岸花”の名の通り、お彼岸の中日(秋分の日)頃に2週間ほど花を咲かせ、あっという間に姿を消してしまうので、その見ごろを逃さないようにしたいものです。