小城のまつり・行事
小城公園の花見
JR小城駅から徒歩5分の所にある小城公園は、小京都・小城を代表する桜の名所です。
「桜の名所100選」(平成2年・日本さくらの会認定)の一つにも数えられる、その桜の数は約三千本。三月下旬から四月上旬に掛けての開花の時期は、毎年、市民にとって最も楽しみなお花見のシーズンです。また、県内外からも多くの行楽客がここを訪れ、公園中が華やかな賑わいに包まれます。
公園の歴史は古く、初代小城藩主・鍋島元茂が当時、鯖岡(さばおか)と呼ばれた小丘に桜を植え、茶屋を設けたのが始まりとされています。明暦2年(1656)、二代藩主・直能がこの地を桜岡と改称。さらに多くの桜を植樹し、西南部には池水庭園を造園して、自楽園と名付けました。
明治8年、公園法の成立により県下に先んじて「桜岡公園」と改称。昭和26年に、鍋島家からの寄贈という形で町が譲り受け、現在の「小城公園」となりました。
公園の最頂部に設けられた石造りの古い歌碑は、延宝3年(1675)に鍋島直能が後西天皇から賜った御製を刻んだもの。
「さく花に まじる岡邊の松の葉は いつとなきしも 色を添えつつ」とは、小城の桜の名声が宮中にも届き、天皇が岡花(桜岡の桜の意)の題で詠まれたという歌です。この御製碑の近くには、同時に贈られたほかの公卿らの歌碑もあります。

三々五々、好きな場所でのんびり花見が出来るのが、広い小城公園の良いところ。無粋な場所取り合戦などは、ここにはない。

岡山神社は、公園の中にある小さな神社。七代藩主・鍋島直愈が、藩祖・元茂と二代・直能を祀ったのが始まり。

花の下でご馳走を食べながら、みんなで飲むお酒の味は格別。マナーを守って楽しくやるのが、大人の花見です。

広大な公園内には、岡山と呼ばれる小さな丘や見事に手入れされた池水庭園をはじめ、岡山神社、烏森神社、梅林などがあり、夏にはホタルが舞う小川もあります。また石碑や歌碑も多く、訪れる人を飽きさせない魅力を持っています。
小城公園の桜の種類は「ソメイヨシノ」や「サトザクラ」などで、寿命を迎える古木に代えて、現在も少しずつ新しい樹が植えられています。