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小柳酒造
小柳酒造


上町通りに面した「小柳酒造」は、文化年間(1804〜17年)創業という老舗の造り酒屋です。白い漆喰壁が目映い商家造りの建物は、通りでもひときわ目立つ美しさ。創業当初の姿をいまに伝えるこの町家には、近世の小京都小城の面影が色濃く残されているようです。
平成14年に母屋や蔵・麹室・酒母室など、敷地内の14棟が国登録有形文化 財に指定されており、小柳酒造の建物全体が町の貴重な文化遺産となっています。

同酒造の創業は初代・小柳正兵衛のとき。もともと同家は寛永年間(1624〜43年)に、三日月町深川から現在の地に移住してきたと伝えられますが、これはまさに小城初代藩主・鍋島元茂が、祇園社(現須賀神社)の門前から南北に上町・中町・下町を整備し、小城町の基盤づくりをした時代。土地の有力者だった小柳家のご先祖が、藩主に招かれて町づくりに一役買ったことが考えられます。

引戸を開けて店内に入ると、棚に並ぶ「高砂」ブランドの銘酒が目を引きます。天山の伏流水と地場産米でつくられるこれらの銘酒は、いずれも“酒どころ小城”を代表する逸品揃い。日本酒党には堪らない、透明な輝きです。
江戸時代の町家の造りをそのまま残す母屋があり、昭和初期に造られたという「高砂本蔵」や、地域のランドマークとも呼べる煉瓦造りの煙突もあるなど、小柳酒造の敷地内にはいまも、古き良き時代の造り酒屋の匂いがゆったりと漂っています。



所在地 ・小城市小城町903
問い合わせ先 ・小柳酒造=0952(73)2003
交通アクセス ・JR小城駅より徒歩20分、車で約5分
ひとくちメモ ・季節の折々には高砂本蔵で、アートの展示会やコンサートなどが催されます。



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