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三間山円通寺は、室町時代の貞和6年(1350)に京都南禅寺・鎌倉建長寺と並んで、「日本三大興国禅寺」の称号を受けたとされる古刹です。
 その歴史は古く、白雉元年(650)に筑後の郡司・三池氏が氏寺として創建したのが始まり。平安時代の中頃までは「三間寺」と呼ばれる天台宗の寺でしたが、やがて鎌倉時代に南宋から渡ってきた禅僧・蘭渓道隆により、禅宗の寺・円通寺として確立。寺内にはいまも蘭渓道隆の墓が残っています。

 以後、千葉一族の庇護を受けその菩提寺となった円通寺は、七堂伽藍を有する広大な境内と、肥前一円に及ぶ勢力を誇りましたが、戦国時代の兵火や明治期の廃仏毀釈により衰退。現在の静かなたたずまいからは、昔日の面影を辿ることは出来ないものの、町なかに今も残る「大門」という地名が、当時の山門の在処を偲ばせてくれます。
 この円通寺には、鎌倉時代の大仏師湛幸により刻まれた、木造の「持国天立像」「多聞天立像」が保管されており、ともに佐賀県の重要文化財に指定されています。
所在地 ・小城市小城町三間寺
問い合わせ先 ・小城市役所商工観光課=0952(73)8813
交通アクセス ・JR小城駅より車で約10分
ひとくちメモ ・「大門おこし」で知られる下町の大門堂辺りに、かつての円通寺の山門があったと伝えられます。