平成11年に開館した複合文化施設「桜城館」は1階が図書館、2階が「歴史資料館」と「中林梧竹記念館」で構成されています。
 玄関ホールで目を引くのが祇園祭の曳き山。毎年7月下旬に行われる祭りは、六百年余りの伝統を持つ須賀神社の行事で、まさに「小京都・小城」のシンボル。現在展示してあるのは、下町の曳き山です。
 「歴史資料館」では、小城の歴史を黎明期から近現代に至るまで、時系列に沿って展示。数々の出土品や遺物・模型・パネルなど、豊富な資料で構成された展示室は、古代より豊かな文化が花開いた、小城の歴史を凝縮した空間ともいえそうです。
 企画展示室を間に挟んですぐ隣にあるのが、小城の生んだ書聖・中林梧竹の人と芸術を紹介する「中林梧竹記念館」。梧竹は近代日本を代表する偉大な書家であり、また今でも町の人々に“梧竹さん”と呼ばれ、敬愛される人物でもあります。ここでは代表的な作品の数々やゆかりの品から、その人となりまでが網羅されており、見応えは十分。静かな展示室内には、常に墨の香りが漂っているようです。

 所在地:佐賀県小城市小城町158-4
 交通アクセス:JR小城駅から徒歩約5分
 電 話:0952-71-1132
 FAX:0952-71-1146
 料 金:無料(歴史資料館)、210円(梧竹記念館)
 休館日:月曜日、祝日、年末年始
 開館時間:午前9時〜午後5時、土・日曜は4時まで