【若訥宏弁】
(じゃくとつ こうべん)
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鎌倉の建長寺の開山・蘭渓道隆は、純粋な宋風臨済禅を日本に持ち込んだ点で、わが国宗教史上重要な人物の一人に数えられます。その蘭渓が寛元4年(1246年)、南宋より来日し博多の円覚寺に寄寓したとき、その元を訪れ弟子となったのが円通寺の住職だった若訥宏弁です。
やがて若訥とともに蘭渓は小城を来訪し、円通寺にしばらく滞在。宝治元年(1247)蘭渓が京都・鎌倉へ赴いたときも、若訥はこれに随行しています。後の弘長2年(1262)に書かれた、建長寺の蘭渓から円通寺の若訥に宛てた手紙が、同寺には古文書として残っています。
現在、円通寺の境内に並ぶ蘭渓(右)と若訥(左)の二つの墓は、二人の師弟関係を物語っているようです。
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